「苦手な同僚」という存在から何を学べるのか

上記でも、不快な感情を手放す方法を書きましたが、とはいえ今後も職場環境によっては、似たような人に出会う可能性があります。

そこで、以前の職場で精神的に病むほど苦手な同僚に出会った理由を、考えてみることにしました。

もしかすると、そこから何かを学べるかもしれないと思ったからです。

確かに、苦手な同僚は付き合いたくない種類の人間ではあったのですが、よくよくその人の職場での性格を考えてみると、過去の私にも似た部分があったような気がしました。

例えば、過去の私は今以上に視野が狭く、精神的に余裕がないことが多かったため、

  • 同僚に対して、言葉足らずな言い方をしてしまっていたり
  • 同僚のことを、主観的に決めつけてしまっていたり
  • 同僚の事情にまで考えが及ばなかったり

していた部分があったんじゃないかな、、、と内省する部分が浮かんできました。

当時、そんな他人に対する自分の言動・行動の至らなさに、帰宅中や帰宅後に自分を責めることがよくありました。

退職したのは、仕事のプレッシャー以外にそんな自責の念もあったと思います。

その仕事を心から好きであれば、良い意味での鈍感力をもって、その後も仕事を継続できたのかもしれませんが、残念ながらそうではありませんでした。

過去を振り返ると、日々の生活が忙しかったり、その中でやることが山積していたりすると、他人に対して「心」から感謝することができなくなってしまい、それがために謙虚さを失うことがよくありました。

そんなことを踏まえた上で(自分が弱い立場で働く場合に限定されますが)、苦手な同僚から学べることは、

尊厳や自尊心を踏みにじる、越えてはいけない一線を超えてくる人に対しては、その侵略を許さないように言動で示すことが不可欠

ということです。

本当は不快で嫌なのに、「立場的に上の人だから、仕方ないかな」と侵略を1度でも許してしまうと、そのまま搾取される関係が続く気がします。

しかも、他人を利用して搾取する人は、ほとんどの場合で他人に感謝する気持ちがなく(もしくは表面的な感謝)、むしろ「してもらって当然」という態度のため、「自分さえ我慢すれば上手く回る」と思っている人を利用し続けて、永遠と侵略範囲を広げてくる気がします。

そうした質の良くない人は結構な割合で存在するため、自分で自分の尊厳や自尊心を守れないと、永遠にそうした人に搾取され続けてしまう可能性があるのです。

過去に出会った苦手な同僚を思い返すと、全員自分より歳上かつ経験豊富でした。

つまり仕事上、必ず相手のほうが立場が上で、遠慮してしまうところがあったのです。もちろん相性などもあると思いますが、、、

ただ、苦手な同僚から、自分の尊厳や自尊心を守るために重要なことを学べたので、今は感謝したい気持ちです。

ここまでくるのにだいぶ時間はかかりましたが、、、

それでもまた1つ自分を知ることができたので、この短所を意識しながら今後の人生を歩んでいこうと思います。

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