『あふれるまで愛をそそぐ 6歳までの子育て』幼い自分を育てていく

「自分が自分の養育者になる」と決めてから、子育てをする人が読むであろう本を読んでいます。

私の母は子どもに無関心で(というか子どもが嫌い)、幼少期印象に残っているのは私を睨みつける姿…

母は私を待っているとき、よく睨みつけるような顔で見ていました。

そのせいなのか幼少期から母と一緒にいるだけで、罪悪感を覚えていたような記憶があります。

それ以外に幼少期の記憶で、母との会話や接触がほとんどないため、

幼少時代をやり直す必要性を感じて、いくつかの本を読み始めました。

読みながら…画像の本ではないのですが子育て系の本に、

「あなたが恵まれた幼少期を過ごしたか?」を判断できるチェックシートがあったのでやってみたところ、

「あなたは恵まれない幼少期だったようです」との診断が出て…

なんとなく分かっていたものの、事実をハッキリ突き付けられたせいか悲しさがこみあげてきました。

ただ、ハッキリ分かったからこそ自分が自分の養育者になり、幼い自分に愛情を与えよう!と決心。

決心後に読み始めて涙が止まらなくなったのが、『あふれるまで愛をそそぐ 6歳までの子育て』(本吉圓子、2006)。

「あなたの父はとても子煩悩で、過剰なくらい愛されていた」と聞かされて育った私は、

ここ最近までずっと愛情たっぷりに育ったんだと思っていました。

でも、「そうではなかった」とこの本を読んでいて気付いてしまいました…

両親とも情緒的に未成熟で、子どもに愛情を与えるより、自分たちの心の葛藤を解決するほうが優先されていたような印象です。

各本を読みながら…

幼少期の私は「ものすごく寂しかったんだなぁ」と気付くとともに、どれだけ愛情不足で生きていたかにも気付かされました。

『子どもの「脳」は肌にある』(山口 創、2004)で、

衝撃的なできごとで心に傷を負ったときというのは、子どもは身体的な愛情を普段より強く求めるのであり、マッサージはその欲求を十分に満たしてあげることができる」ことを知り、

悲しんでいる・寂しがっている幼少期の自分に対して、繰り返し抱きしめるイメージをしています。

一生かかることかもしれませんが…

自分が養育者となることで、幼い自分を育てていこうと思います。

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