小さい頃から、「誰とでも仲良くしなさい」と教えられてきた人が多いかもしれません。
でも、大人になってもそれを続けていると、ずるい人や利用する人、搾取する人などを周囲に集めてしまう場合もあり、結果として人生を行き詰らせる可能性が高くなります。
私も長い間誰にでも良い顔をし続けて、体を壊してしまいました…
学校や会社などの村社会では、八方美人でいることは仕方ない面もありますが、立場的に必要なこととはいえ、それが長年続くことで心身を痛める可能性があります。
きっと周囲の人を見分けられず、自分を利用したり傷つけたりする人とも付き合ってしまうからだと思います。
付き合う人を選ぶ
しかし最近、幸せに過ごしている人は付き合う人を厳選していることを知りました。
八方美人として生きず、自分が付き合いたい人とだけ付き合っているのです。
孤独になりたくないと思って、自分と合わない人と無理して付き合ったり、周囲にもそれを勧める人がいますが、付き合う人を選ぶことは人生を左右することになります。
そのため、孤独になろうとも、付き合いたくない人とは離れることが不可欠です。
特に、人の行動を観察せず、口先だけの不誠実な人と付き合ってしまうと、傷つくだけでなく自分が失われ、結果として疲れ切ってしまうことになります。
八方美人の周りには八方美人
また、誰とでも付き合ったり、自分に都合のいい人とばかり接していると、周囲には同じような人しか残らなくなります。
私もそうでした。
職場で働いていると孤独なので、自分を褒めてくれたり、聞き心地のよい助言をくれたりする人が大切に思えてくるのです。
思い出せば、会社勤めをしていた時は自分も随分八方美人だったなぁと思います…
八方美人でいると、望んでもいないのに自分の周囲に似たような人が集まってくるから怖いです。
自分を知って気付くこと
学校教育を終了後、在学中の付き合いを一切止めたことや、退職後に在職中の付き合いを一切しないことは、きっと心の中で、そんな人達とは付き合いたくないと思っていたからだと思います。
会社では常に自分の本心を見せたくないと思って、関係を割り切っていたからだとも思います。
逆に言えば、誠実な人々もいたはずなのに、当時の自分がそんな人々を受け入れられなかったために、
もしくは誠実だと判断できなかったために、付き合うことができなかったのです。
10年以上の時を経て自分と向き合えるようになって、少しずつ自分のことが分かるようになって、ようやくそのことに気付きました。
30代になってようやくです。
行動から人を見極める
そのため、最近では付き合う人を厳選しています。
と同時に、自分を大切に扱ってくれない人を行動で見分けられるように、口先でだまされないように観察する訓練をしています。
特に、こちらに罪悪感を与えて無理なお願いをしてくる人とは離れるようにしています。
「親子でしょ?友達でしょ?長い付き合いでしょ?独身でしょ?子どもいないでしょ?」などと、一方的に決めつけて無理なお願いをしてくる人は、大抵相手を低く見ています。
他人を大切に扱わない人です。
仕事上は仕方ないにしても、そういう人と関わっていると自分の性格も歪んでくるので、なるべく関わらないようにしています。
言動ではなく行動から判断をするのはなかなか難しいですが…
自然と人を観察する習慣をつけながら、人を見る目を養おうと思っています。