「本来の自分」を認められるようになって、無理しないで生きられるようになった

10代の頃、1日3時間半睡眠という生活をしていたら、ある日心身ともにおかしくなっていました。

でも、おかしい渦中にいるときにはおかしいとは認識できないため、以降も数年そのままだった気がします…

おそらく、自分が社会で認められる存在なのか不安で仕方なく、自分の力以上の生き方を必死になってやっていたからだろうと思います。

結果を出しても不満

そうやって理想に向かって背伸びをし、実際の自分を認められずに、長い時間が過ぎていきました。

啓発本を読み漁ったり、経済誌に目を通したり、とにかく成長して能力を上げて、社会で結果を出したいと強く思っていました。

が、確かに結果を出して、仕事上の成長は実感できたものの、人としては歪んだような気がしていました…

また、ほとんどの時間を仕事へ割き続けた結果、大切な人との時間を十分に持てなくなり、徐々に虚しさを覚えるようになっていきました。

猛烈に働いた結果

そうは思いつつも、当時は「仕事が人生で一番大切で、頑張るのは当たり前」という考えにどっぷり浸かっていたため、相変わらず必死に働き続けていました。

そして、より高いレベルで仕事の成果を求めるようになっていました。

しかしながら、体のほうは正直で、徐々に不調が現れるようになっていきました。もちろん歳もあったと思いますが、それまで無理をしていたのが出始めたのだと思います。

本来の自分を認められるようになった

例えば、下痢、歯痛、極度の冷え性、無気力症などです。薬を飲みながら何とか働き続けていましたが…限界寸前で退職しました。

後になって、それまでいかに本来の自分を否定し、無理を強いていたかに気付きました。

とはいえ、退職直後は本当に何もやる気が起きませんでした…それまで精力的に働けていたことが信じられないほどでした。

その後、時間が経つにつれて少しずつ、本当に少しずつですが、背伸びし続ける自分ではなく、本来の自分を認められるようになっていきました

大切な存在に気付けるようになった

そう思えるようになったら、少しずつ、仕事よりも大切な人と過ごす時間を優先させる生活に変わっていきました。

仕事は大切ですが、優先順位が変わったのだと思います。それでも、たまに仕事をしずぎてしまうことがありましたが…セーブすることを覚えました。

今は無理しないで生きるのが1番いいと思って過ごしています。

そういう生き方ができる自分への安心感が、少しずつ自尊心を高めている感じがして、よりよい方向へ進む原動力になっている気がしています。

タイトルとURLをコピーしました