「自分を大切にする」とは具体的にどういうことか、数年前までずっと考えていました。
20代までは、自分を大切にすることがどういうことか分からず、ただ自分の意思を尊重し、好きなように生きることだと思っていました。
当時は親や世間に評価される生き方を優先し、自分の心と体を犠牲にしていたので、そう考えていたのかもしれません。
でも30代になって、「自分を大切にするとは、もしかしてこういうことかな?」と思い始めました。
それが「自分がもつ全ての面を認め、肯定すること」です。
例えば、
- 日常生活で自分をよく世話したり、よく面倒を見ること
- 自分が自分に甘えることを許すこと
- 人に気に入られるための服ではなく、自分が着たい服を着ること
- 自分の人生の責任は自分でとること
などです。
自分と向き合い、向き合った中で気付いた自分のために、時間と気持ちを割くことでもある気がします。
それまでは、親や周囲の人から大切された感覚を知らなければ、自分を大切にすることはできないと考えてきました。
でもそれは違う気がします。
自分のもつ全ての面(プラス面、±0面、マイナス面)を自分で認めて肯定し、あらゆる決断を他人任せにせず生きていれば、それは自分を大切にしているといえるのではないかと思います。
自分を大切にできないと、周囲の人間も大切にできないようなので、自分と向き合うことから逃げずに生き続けていきたいです。