『運命は「口ぐせ」で決まる』(佐藤富雄、2003)によると、マイナス発言をしていると、脳はそれを自分のことだと認識してしまい、いつの間にかマイナス発言通りの人間になってしまうのだそうです。
つまり悪口や陰口が良くないのは、それらの言葉が脳を通じて自分の中に取り込まれてしまい、結果、自分が悪影響を受けてしまうからのようです。
それでも、何かしらの組織に属している場合、そうしたマイナスな空気の場に居合わせてしまうこともあると思います。
しかし、その空気に便乗してマイナス発言をしてしまうと、前述のように自分自身がそうなったり、歪んだ顔つきになったり(「悪口を言うと顔がゆがむ」)、
挙句の果てには、運気が下がったりするので注意が必要みたいです。
お世話になった経営者から繰り返し聞いた話ですが、「人の悪口や陰口は言わない、言うなら本人に直接言う」の真意は、結果として自分がそうならないためでもあるのかもしれません。
もちろん、時には愚痴りたくなる時もありますが、そんな時は傷をなめ合うように人に絡むのではなく、1人でカラオケへ行くなど別の形でマイナス感情を発散するのが良さそうです。
同時に、マイナス発言している場に出くわしても、スルーしたり席を外したりして、マイナス発言を耳にしないようにするのも大切かもしれません。
言葉は脳に近い耳から入り、耳から入った言葉は潜在意識となって脳に定着します。
そのためプラスの潜在意識を脳に定着させるためには、日常的にプラスの言葉に触れていたいものです。