1周回って親との距離

子どもをバカにする親とは距離を置くでも書いたのですが、親子関係は各家庭によって必ずしも良好とはいえないものがありますよね。

特に、親自身が家庭環境に恵まれなかった子ども時代を過ごしている場合は、子どもに少なからず影響するため、関係性が良くないことが多々あるようです。

私自身もここ数年は、苦手な親との接触を最小限にとどめてきましたが、自分に気力・体力が戻ってきたこともあって、親との距離も付かず離れずのものになりつつあります。

親にされた辛いことを許す・許さないは別にして、親=他人として接するようにしたのが良い結果を生んでいる気がします。親も1人の人間で完璧ではないこと、を自覚できるようになったのが大きいのかもしれません。

以前読んだある精神病理学の本で、私の場合は「自分の親は自分」と思って生きることが唯一自分が幸せになれる方法だと知り、それ以降は親を親と思うことはやめました。

自分の親には自分がなる、誰も認めてくれなくても自分が認め続ける」、そう決断したわけです。

それはかなり苦しいものでしたが、自分が幸せになるためには不可欠なことだと知り、決断後は少しずつですが良い方向へ進んでいる気がします。

家族内での苦労が多いと、親子・兄弟・姉妹の距離が必要以上に近くなる場合があるようですが、思い返せば私の場合も母親との距離が近すぎた時期がありました。色々と大変すぎて母が病んでしまっていた時期は、長女として母のことを支えないと!などと思っていた時期がありましたから…

家庭内でも社会と同じように、弱い立場の人が犠牲になります。それは家族それぞれが家の外で抱えてきたストレスを、家の中で解消しようとするからだと思います。それが連鎖して1番立場の弱い・1番当たりやすい人にいってしまうようです。

そんな家庭のあり方は、愛情あふれた心理的余裕のある家庭では想像できないものだと思います。同時にそういう人達からの助言は、家庭内の問題で苦しんできた人々には有害になることがあります…

「親を憎むのは良くない」「親は大切にしないといけない」「親には感謝・孝行すべき」などの正論的助言は、苦しんでいる人々をさらにどん底に突き落とす可能性があるのです。

実家を出て十数年が経過し、ようやく自分と自分の家族を客観的に見る余裕ができて、親との距離も適度に保てるようになってきました。

そんな時間を経て思うことは、親から精神的に自立することがいかに難しいかということです。

私だけでなく世間一般にも、経済的には自立できても精神的には自立できない人が多いそうなので、親との距離を適度に保つのは難しいことなのだなあと改めて感じています。

「自分の親は自分」という生き方で生きながら、今後も親とは一定の距離を保ちながら、自分の幸せを追及し続けたいと思っています。

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