カープ選手会長・小窪哲也のすごさ

出典:https://carp.ho2.info/archives/14403

昨季から選手会長となった小窪。

チーム内での争いが激化しているために、現在一軍スタメンからは遠ざかっていますが、選手会長としての手腕は目を見張るものがあります。

選手会長就任直後、黒田からは「勝つ、負けるは仕方ない。でもこのチームでやってよかった、終わったときにそう言えるチームにしよう」と言われたそうです。

が、そうはいっても勝てるチームをファンは望んでいるし、小窪自身もそれを長年切に欲していたはずで、それゆえに勝てるチームにするための小窪の奔走が始まります。

小中学校、PL学園、青学大、全てで主将を務めたほど、リーダー的素質があった小窪ですら、プロの舞台は勝手が違い「正直、何をすればいいのか分からなかった。余計なことを考え過ぎました」と、託された重責に悪戦苦闘していました。

そんな時、新井さんに「誰かが間違っている時は、心を鬼にして言わないといけない」と背中を押され、同時に黒田、新井さん、石原のベテラン3選手が「お前の好きなようにやれ」と後ろ盾になってくれたそうです。

とはいえ、強烈キャラの野球選手を1つにまとめるのは、並大抵のことではなかったはず。

野手と投手の溝を埋めるために橋渡し役に徹し、定期的に若手、ベテランと食事をし、チーム内の雰囲気向上を図った小窪。

「嫌われたって構わなかった。ダサいことにびびらなくなった。」と言うように、自分が嫌われ役になってもいいから、勝てるチームにするための地道な行動を重ねていきました。

そんな華やかなプレーでもない、数字にも表れない小窪の大大大活躍は、結果として25年ぶりのリーグ優勝を導きました。松田オーナーも「小窪が選手会長になったのが大きい」と優勝の要因を指摘。

そのとき、2016年春季キャンプ時に小窪が引用したある杉の話を思い出します。

「宮崎・日南市には、飫肥(おび)杉という杉があります。この杉は、しなやかで粘り強く、湿気に強いうえ、まとまると強固になり、25年かけて育つと船の材料にもなるという杉です。僕たちも飫肥杉のように、1隻の船になりましょう。」

そう小窪が話した通り、昨年は見事優勝を果たしそして、その流れは今も続いているように思えます。

黒田が引退しても、投手陣が不安定でも勝ち続けることができるのは、チーム全員が、新たな目標である日本一を目指して一丸となっているからです。

そしてそれは、昨季小窪が必死につくり上げたものに他なりません。もちろん、チームメイトの呼応やサポートがあってこそですが、橋渡し役がいなければいつまで経っても変わらないのです。

それは、25年という長い間、優勝できなかったことからも明らか。

試合で小窪を見る機会は少ないですが、小窪が成し遂げた偉業が今もチーム内に生き続けています。

新井さんと石原のサポートを受けながら、今季も辣腕をふるっているであろう小窪ですが、黒田、新井さん、石原、小窪での食事会は今も続いているのでしょうかね?(笑)

小窪の活躍は目立たないものですが、あそこまでチームをまとめることができる選手がいることは、カープの大きな大きな財産だと思います。

黒田も新井さんも石原も、そこをよく分かっているのでしょうね(^^)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加