黒田の抜けた穴は埋められないのか

4月中、カープが絶好調だったとき、多くの人は黒田の穴は完全に埋められたと思っていました。

それだけでなく、風邪で戦線離脱したジョンソンの穴も、調子の悪い中崎・今村・ヘーゲンズの穴も埋められたと思っていました。

しかし、「鯉のぼりの季節まで」と揶揄されるように、カープは5月に入ってから防御率が急落していきました。

チーム打率は12球団中1位でも、防御率が最下位に近い数字であるため勝てなくなっていたのです。

ドラフトで獲得した床田は怪我で3軍へ、加藤も調子を崩して2軍へ、他の投手も野村とジャクソン以外は皆、昨シーズンで全ての力を使いつくしてしまったかのように崩壊しているためです…。

黒田の抜けた穴は、単に10勝という勝利数だけではないことを象徴する現象だと思います。

投手陣としてのまとまり(チームワーク)シーズンを通して登板し続けることなど、黒田が他の投手に与えていた安心感は絶大だったことが伺えます。

今のカープには野手も合わせて若い投手が多いため、野手には新井、捕手には石原がいても、投手には昨年の黒田のように引っ張って行ける存在がいません。

先発投手が不足していると同時に、投手におけるベテランが不足しているのです。

しかし、かすかな望みもあります。昨年から安定して投げている野村と、復帰が1ヶ月後といわれるジョンソンの存在です。

この2人がしっかりと投げて勝利数を重ね、そして岡田も調子を取り戻し、先発の務められる投手が3人でも揃えば、打率は好調なのでチームの勝率も上がっていくと思われます。

黒田は現在2軍の臨時コーチとして力を発揮しているようなので、そのうち黒田の教えを受けた投手たちが調子を取り戻して、1軍先発として大活躍してくれることを祈るばかりです。

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