黒田が新井さんと抱き合いに行った真意

25年ぶりのリーグ優勝を決めた広島東洋カープ。優勝当日のビールかけ後のインタビューで、黒田が、新井さんと涙を流して抱き合った真意を語っていました。

  • アナウンサー「優勝決まって、2人抱き合うシーンがありましたけれども、どちらから探して抱き合いに行ったんですか。」

黒田「僕は結構探していたんですけど、新井が違う選手と抱擁していたんで…」

     (一同爆笑)

  • アナウンサー「じゃあ、黒田さんの方から行って」

黒田「そうだと思います。」

新井さん「僕もこみ上げていたんですけど、黒田さんが本当にもう号泣されていたんで、それを見て僕もこう更にこみ上げてきました。」

(中略)

  • アナウンサー「共にチームを率いたお2人に、互いにちょっと最後ねぎらいの言葉をかけ合って頂いても宜しいですか。」

黒田「まあ、やっぱり新井がいないと優勝はなかったと思うので、本当に感謝しています。」

新井さん「本当に恐縮です。本当に、黒田さんのおかげで今の自分があると思います。本当にありがとうございます。今日もナイスピッチングでした。」

黒田「ありがとうございます。」

カープが毎年Bクラスだった暗黒時代、若手だった2人は、何とかチームを変えようと必死でしたが、当時はそれが叶わず、お互い別のチームへ移籍しました。

しかしその後、時を同じくしてカープに復帰し、優勝できるチーム作りを、黒田は投手陣で、新井さんは野手陣で行い、共にチーム全体を引っ張っていきました。

「俺は投手を引っ張るから、お前は野手を引っ張れ。」

黒田が新井さんにかけたその言葉通り、いやそれ以上の役割を果たした新井さんに対し、黒田は優勝できたのは新井さんのおかげだと心から思っているのがインタビューで伝わってきました。

共にカープでプレーでき、優勝をつかみ取ることが出来たことは、2人にとって言い表せないほどの喜びだったに違いありません。

エリートとはいえない野球人生を送ってきた2人ですが、地道に、真面目に、真剣に、全力で野球に向き合ってきたからこそ、同じ年に共に偉業を成し遂げ、優勝をつかみ取れたのだろうと思います。

しかし、記録や結果以上に、チームやファン、そして社会全体に与えた影響は大きく、人々の心に残るものになった気がします。

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